岡山市の1K相場は4区で4万円台から5万円台
岡山市で部屋を探す人に向けて、4つの区の家賃相場を間取りごとに並べ、どこで差がつくかを数字で整理します。
この記事でわかるのは、区ごとの1Kと1LDKの相場、岡山県の家賃が全国の中でどの位置にあるか、車の固定費まで入れた比べ方、そして引っ越し後の手続きの期限です。
LIFULL HOME'Sの集計で、岡山市4区の1K相場を並べると次のようになります。
駅徒歩10分以内の平均賃料をもとにした目安。管理費・駐車場代を除く
いちばん高いのは岡山駅を含む北区の5.09万円です。
いちばん低い東区は4.35万円なので、差は月0.74万円になります。
1年で8.88万円です。
中区と東区はほぼ同じ水準で、南区はその少し上にあります。
北区だけが1段高いのは、駅や中心街に近い物件が多い区だからと考えられます。
同じ集計のワンルームも見ておくと、意外な並びになっています。
北区のワンルームは5.65万円で、1Kの5.09万円より月0.56万円高い数字でした。
東区もワンルームが5.14万円、1Kが4.35万円で、ワンルームの方が月0.79万円高くなっています。
ワンルームの方が狭いぶん安い、とは限らないということです。
築年数や設備、駅からの距離の分布が間取りごとに違うので、こうした逆転が起きます。
間取りの名前で決め打ちせず、ワンルームと1Kの両方で検索して、同じ条件の部屋どうしを並べるのが近道です。
ここで押さえておきたいのは、同じ岡山市でも、住む区を決めた時点で毎月の固定費の土台が決まるということです。
家賃は住んでいる間ずっと同じ額が出ていくので、部屋を決める前のこの段階がいちばん効く見直しの場面になります。
岡山市で1Kから1LDKへ広げると月いくら上がるか
一人暮らしでも、1Kにするか1LDKにするかで迷う人は多いはずです。
同じ集計で1LDKの相場を見ると、区ごとの差はもっと大きくなります。
差は1LDKの相場から1Kの相場を引いた月額
北区で1Kから1LDKに広げると、月2.45万円上がります。
1年で29.4万円です。
東区なら同じ広げ方で月1.05万円なので、上がり幅は北区の半分以下です。
北区の1LDKと東区の1LDKを比べると、7.54万円と5.40万円で月2.14万円の差があります。
1年にすると25.68万円です。
広い部屋に住みたい人ほど、どの区を選ぶかで年間の家賃が大きく動くことがわかります。
逆に、1Kで十分な人にとっては、区による差は月1万円未満に収まります。
2年住む前提で、合計額にしてみます。
北区の1Kに2年住むと、5.09万円×24か月で122.16万円です。
東区の1Kなら4.35万円×24か月で104.4万円なので、差は17.76万円になります。
1LDKで同じ計算をすると、北区が180.96万円、東区が129.6万円で、差は51.36万円まで広がります。
月の差が2万円あまりでも、2年で見ると、4つ目の見出しで試算する北区1Kの初期費用の2倍を超える金額です。
北区の便利さにそれだけ払う価値があるかどうかは、通勤先や生活の中心がどこにあるかで答えが変わります。
先に間取りを決めてから区を比べると、自分にとって意味のある差だけが見えてきます。
いまの家賃が相場と比べて高いのか低いのかは、1分でできる家賃払いすぎ度診断でも確かめられます。
岡山県の家賃は全国と比べてどの水準か
市の相場だけでなく、県全体の数字も見ておきます。
総務省の令和5年住宅・土地統計調査をもとにした集計では、岡山県の借家の1か月あたりの家賃は48,209円で、都道府県の中で16番目に高い水準でした。
令和5年住宅・土地統計調査。実際に住んでいる世帯の家賃で、募集中の相場とは前提が違う
全国平均の59,656円との差は月11,447円です。
1年にすると137,364円になります。
同じ中国地方の広島県とは月3,335円の差で、広島県の方が少し高い水準です。
広島市の費用の考え方は広島市の初期費用はいくら?一人暮らしの試算と削れる項目にまとめています。
注意したいのは、この統計が実際に住んでいる世帯の家賃だという点です。
何年も前に契約した部屋の家賃も含まれるので、いま募集されている部屋の相場とは前提が違います。
岡山市内で部屋を探すときの基準は、1つ目と2つ目の見出しで紹介したポータルサイトの相場にしてください。
県の数字は、岡山が全国の中でどのあたりにいるかをつかむための目安として使うのが向いています。
家賃と車の固定費を足した月額で比べる
岡山市は、路面電車やバスで動く人も、車で動く人もいる街です。
だからこそ、家賃の数字だけで区を決めると、あとで固定費の合計がずれることがあります。
たとえば、北区の駅近くの1Kと、東区の1Kで迷っているとします。
相場どおりなら家賃の差は月7,400円です。
東区で車が必要になり、仮に駐車場代が月5,000円かかると、残る差は月2,400円まで縮みます。
1年で見ると、家賃だけなら8.88万円の差だったのが、2.88万円になる計算です。
ここにガソリン代が加われば、差はさらに小さくなるか、逆転することもあります。
反対に、いまも車を持っていて駐車場代がどちらの区でも同じなら、家賃の差がそのまま手元の差になります。
自分の暮らし方で、家賃と駐車場と移動費を足した月額を出してから比べてください。
初期費用も区で変わります。
敷金・礼金・仲介手数料・前家賃がそれぞれ1か月分、合計で家賃4か月分かかる物件を例にすると、次のとおりです。
1Kの相場に4をかけた目安。実際の内訳は物件ごとに違う
北区と東区で約3万円の差です。
実際には礼金なしの物件や、保証会社の費用がかかる物件もあるので、見積書を1行ずつ確認し、わからない項目は管理会社に聞いてください。
秋の部屋探しと岡山市の転入届
9月から10月は、春の繁忙期に比べて部屋を探す人が少ない時期です。
空室を早く埋めたい貸主もいるため、入居日や細かい条件の相談に応じてもらえる場合があります。
ただし、応じるかどうかは物件と貸主しだいなので、希望は申し込みの前に管理会社や仲介会社へ伝えておくのが無理のない進め方です。
相談しやすいのは、入居日を少し先にずらしたい、礼金の扱いを聞いてみたい、といった条件です。
家賃そのものの値下げより、初期費用の側の方が話を聞いてもらえるケースもあります。
どの項目が相談の対象になるかは契約ごとに違うので、申し込み前に契約書の案と見積書をそろえて確認してください。
部屋が決まったら、引っ越しの前後で期限がある手続きを順に片づけます。
14日目が土曜・日曜なら月曜が期限になる
岡山市の案内では、転入届を受け付けるのは区役所・支所・地域センター・市民サービスセンターです。
14日の数え方は、引っ越した日の翌日が1日目です。
たとえば10月1日に引っ越したなら、10月15日が期限になります。
平日に役所へ行く時間が取りにくい人は、引っ越し日を決める段階で、転入届を出しに行ける日も一緒に手帳に入れておくと慌てずに済みます。
紙の転出証明書で手続きする場合は、受け取り忘れると転入届が出せないので、前の住所での手続きを先に終わらせておいてください。
東京23区に住んでいた人や23区へ通勤していた人が岡山市へ移る場合は、岡山市移住支援金の対象になることがあります。
令和7年度は単身60万円、世帯100万円でした。
要件や受付期間は年度ごとに変わるので、引っ越しを決める前に岡山市へ確認してください。
岡山市の家賃は、区と間取りを決めた時点でおおよその幅が決まります。
1Kなら区の差は月1万円未満、1LDKなら月2万円を超える差が出ることもあります。
まず自分に必要な広さを決めて、その間取りだけで4区を比べる。
そのうえで車の費用まで足した月額で決めれば、住み始めてからの固定費を読み違えにくくなります。