北九州市の一人暮らし家賃相場は区で変わる

北九州市で一人暮らしを始める人に向けて、家賃と初期費用をどの順番で決めるかを数字で整理します。

この記事でわかるのは、北九州市の区別の家賃相場、初期費用の目安、月の固定費の出し方、そして期限のある転入届の手続きです。

北九州市は7つの区に分かれていて、区によって家賃の水準が違います。

ここでは、アットホームの区別の家賃相場ページで数字を確認できた5区を使います。

直近3か月に掲載された物件をもとにした平均で、1Kは次のとおりです。

北九州市 区別の1K平均家賃
若松区4.6万円
小倉北区4.24万円
門司区4万円
小倉南区3.6万円
八幡西区3.55万円

アットホーム掲載物件の直近3か月の平均

1Kがいちばん高いのは若松区の4.6万円、いちばん低いのは八幡西区の3.55万円でした。

差は月1.05万円で、1年なら12.6万円になる計算です。

ただし、若松区と八幡西区は、サイトに「物件数が少ないときは相場が算出できない場合がある」という注記が付いています。

掲載件数が少ない区は、数件の高い物件や安い物件で平均が動きやすいためです。

区の名前だけで安い高いを決めず、気になる区では実際の募集を複数見るほうが判断を外しません。

間取り別に見る北九州市の相場

間取りごとの数字を、同じ5区で並べます。

区ワンルーム1K1DK1LDK
小倉北区4.32万円4.24万円4.75万円5.85万円
小倉南区3.2万円3.6万円4万円5.3万円
門司区3.2万円4万円4.5万円5.9万円
八幡西区3.42万円3.55万円4.01万円4.75万円
若松区4.2万円4.6万円4.5万円5.4万円

小倉北区は、4間取りとも高めに出ています。

小倉北区は北九州市の中心部にあたる区で、駅の近くに物件が集まりやすいことが、水準に表れている可能性があります。

八幡西区は、1LDKが4.75万円と5つの区の中でいちばん低くなっています。

広さを重視するなら、区を変えるだけで月の負担が大きく変わる場合があります。

たとえば1LDKで、小倉北区の5.85万円と八幡西区の4.75万円を比べると、差は月1.1万円です。

年にすると13.2万円になります。

一方で、門司区は1LDKが5.9万円、1Kが4万円と、間取りが広がるほど差が開きます。

ワンルームと1Kが同じ水準の区があるなど、間取り名の順番どおりに高くなるとは限りません。

築年数や設備が違うため、間取りの名前より、募集図面の中身で判断してください。

小倉北区と小倉南区の差は年7.68万円

通勤や通学のしやすさで、小倉北区と小倉南区を迷う人は多いはずです。

1Kの数字で比べると、小倉北区が4.24万円、小倉南区が3.6万円です。

差は4.24万円から3.6万円を引いた、月0.64万円になります。

1年で7.68万円、2年住めば15.36万円です。

小倉北区と小倉南区の1K家賃差
小倉北区
  • 月4.24万円
  • 年50.88万円
小倉南区
  • 月3.6万円
  • 年43.2万円

差は月0.64万円、年7.68万円の計算

近さにはそれだけの価値があります。

通勤時間が短ければ、毎日の余裕がまるごと増えます。

一方で、通勤に多少の時間がかかっても差額を貯蓄や趣味に回す選び方もあります。

どちらが正しいということはありません。

大切なのは、差を数字で見たうえで決めることです。

今の家賃が相場に比べて高いのか気になる人は、1分でできる家賃払いすぎ度診断でもチェックできます。

家賃4か月分で見る北九州市の初期費用

部屋を借りるときの初期費用は、家賃の水準にそのまま引きずられます。

敷金1か月、礼金1か月、仲介手数料1か月、前家賃1か月で、合計家賃4か月分かかる物件を例に計算します。

家賃4か月分で見た初期費用
北九州市 1Kの初期費用の目安
小倉北区4.24万円×4で16.96万円
小倉南区3.6万円×4で14.4万円
差額引っ越し時点で2.56万円

引っ越し業者の料金や家具家電の費用は別にかかる

小倉北区の1Kなら16.96万円、小倉南区の1Kなら14.4万円です。

引っ越しの時点で、2.56万円の差が出ます。

家賃を何か月分と数える項目が多いので、家賃を1段下げると初期費用もまとめて下がります。

ただし、何が何か月分必要かは物件ごとに違います。

礼金がない物件もあれば、保証会社の保証料や鍵の交換代、室内の消毒代が別に載っている物件もあります。

見積書を受け取ったら、1行ずつ目を通してください。

任意と書かれた項目があれば、外せるかどうかを管理会社に聞いてみる方法もあります。

家賃を月2,000円下げる相談が通れば、1年で2.4万円、初期費用のうち家賃に連動する4か月分で8,000円下がる計算です。

通るかどうかは物件と貸主の事情しだいですが、聞くだけなら費用はかかりません。

契約の前には契約書の内容を確認し、わからない点は管理会社や専門家に聞いてから判断してください。

一人暮らしの月の固定費を先に出す

家賃だけで部屋を決めると、住み始めてから毎月の出費に驚くことがあります。

先に、月の固定費を1つの式で出しておきます。

月の固定費の出し方
毎月の固定費
家賃管理費・共益費も足す
光熱費電気・ガス・水道
通信費スマホと自宅の回線

金額は今の自分の請求書から入れる

家賃は、相場の数字に管理費と共益費を足して考えます。

募集図面の管理費の欄は、必ず見てください。

光熱費は、部屋の広さや冷暖房の使い方で変わります。

一般的な平均を当てはめるよりも、いま住んでいる部屋の請求書の金額を入れる方が実感に近くなります。

通信費も同じです。

スマホの料金と、自宅に回線を引くなら月額を足します。

引っ越しは、回線やプランを見直す機会でもあります。

家賃が同じ3.6万円の部屋でも、光熱費と通信費の合計が月5,000円違えば、年で6万円の差になります。

車を持つ人は、駐車場代を式に足してください。

駐車場代は相場の数字に入っていないことが多く、見落としやすい項目です。

募集の段階で、駐車場が家賃に含まれるのか、別料金なのかを確認しておくと、住み始めてからの食い違いを防げます。

北九州市の転入届と確認先

引っ越したあとの手続きで、期限が決まっているのが転入届です。

北九州市の案内では、引っ越した日から14日以内に、住むことになる区の区役所の市民課へ届け出ます。

必要なものは、前に住んでいた市区町村で出してもらう転出証明書と、本人確認書類が基本です。

マイナンバーカードを持っている人は、カードの住所変更も必要になります。

市の案内では、カードの住所変更は北九州市内に住み始めた日から14日以内、かつ転出予定日から30日以内に手続きするよう示されています。

期限を過ぎるとカードが使えなくなる場合があるため、注意してください。

転入届の流れと期限
1. 転出前の市区町村で届け出る
2. 引っ越し新しい住所に住み始める
3. 転入14日以内に区役所の市民課へ

必要書類は区役所に確認

区役所の窓口は、3月から4月の引っ越しシーズンに混み合い、待ち時間が長くなることがあると案内されています。

今の時期は比較的動きやすいかもしれませんが、受付時間や必要書類は変わることがあります。

出かける前に、北九州市の公式ページか、住む区の区役所市民課に確認してください。

家賃を決める、初期費用の内訳を見る、契約書を読む、14日以内に転入届を出す。

この順番で進めると、北九州市で始める暮らしの固定費が、最初の1か月で無理なく形になります。

ほかの市と比べる

ほかの市と見比べると、北九州市の家賃の位置が金額で分かります。